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2012年2月

映画鑑賞日記・その15

・Mission:Impossible - Ghost Protocol
(「ミッション:インポッシブル / ゴースト・プロトコル」 2011年 アメリカ)

「ミッション・インポッシブル」シリーズの4作目。

ブライアン・デ・パルマ監督の1作目は大変おもしろかったのですが、ジョン・ウー監督の2作目でバイクが飛ぶシーンに驚いてしまったため、3作目は観ていませんでした。
今回、いろいろあったトム・クルーズ(主に私生活で)が復活!ということと予告がおもしろそうだったので、今年初めての鑑賞映画となりました。

トム・クルーズはほんとうにカリスマ性のあるムービースターだなーと思います。
彼が今年50歳って、いろんな意味で信じ難い・・・。
(私が中学生の頃「スクリーン」という雑誌を毎月飽きるほど読んでいた頃は、当然彼も20代でした)
とはいえ、やはり今でもハンサムでエネルギッシュなのは変わりませんね。

警備員の目をごまかすのに、へーこんなことできるんだー、というシーンや、例の高層ビルを昇っていくシーンなど、ハラハラドキドキしながら楽しめました。
彼が全力で走るシーンは、私がお正月に太ってしまった直後だったので、見ているだけで苦しかったです。

そして、なんといってもこの映画はテーマ曲がいいですよね!
この映画をはじめ「インディー・ジョーンズ」や「スターウォーズ」など、名テーマ曲を映画館で聴くと、それだけでも観に来てよかったなぁと思います。

このシリーズはもうこれでおしまいなのか?50歳を過ぎたトム・クルーズでまだまだ続くのか?(キャストが変わるっていうのは難しそう)楽しみですね。


・J.Edgar (「J・エドガー」 2011年 アメリカ)

クリント・イーストウッド監督、レオナルド・ディカプリオ主演。
約50年もの間FBI長官を務めたジョン・エドガー・フーヴァーの生涯を描いたドラマ。

最近ではドラマでもよく目にする「科学捜査」というものを最初に始めたのが彼だそうです。
それ以前は犯人を指紋で特定するということはなかったんですね。
そういった捜査の歴史もおもしろかったのですが、なにしろ私にとってFBIというのはドラマや映画の中のものです。
これがアメリカ人であれば、きっとニュースなどで彼らのことを耳にしているだろうし、フーバーも誰もが名前は知っているぐらいの有名人だし、さらには大統領の秘密などといった要素も絡んでいるので、もっともっと興味深く鑑賞することができただろうなぁと思いました。

図書館で本を探すときに使われているインデックス。
あれも彼が考えた、というシーンがあることからもわかるように、彼は非常にorganizedな性格だったようです。

鑑賞前には、大統領の秘密をつかんでゆすりをしていたことや彼が同性愛者だったことなど、スキャンダラスな要素が前面に出ているのかしら?と思っていたのですが、実際はしっかりして野心を持っている若い青年の性格描写や、生涯公私ともに連れ添ったトルソンとの関係などが丁寧に描かれているとても切ないストーリーでした。(まあ、イーストウッド監督の映画なのでそんな下世話な内容になるわけないですよね)

トルソンを演じたのはアーミー・ハマー。
彼は昨年の「ソーシャル・ネットワーク」でも重要な役を演じていました。
彼は「ゴシップ・ガール」というドラマにも出ていたのですが、この映画ではそのドラマでメインキャラクターのひとり、チャックを演じているエド・ウェストウィックがちょい役で出ていました。(知らなかったからびっくりしたよ)
そのアーミーとディカプリオは劇中老けメイクのシーンも多かったので、時間を行き来する中で若い頃のシーンに移ったときには、彼らの美しさが際立っていました。

若い頃に彼と出会い、歳をとってからもずっと彼を支え続けた秘書のヘレンがとてもいい役で、この女優さん誰だろう?と思いながらエンドロールを見たら、ナオミ・ワッツじゃないですか!
彼女がこの映画に出ていることはきっとどこかで目にしていたはずなのに・・・。
老けメイクの顔はともかく、若い頃の顔を見てもまったく気付きませんでした。
彼女の顔よく知ってるつもりだったんだけどなぁ?

この映画でもっとも印象に残ったのはフーヴァーとトルソンの関係の悲しさ・切なさです。
同性か異性かということに関わらず、カップルであるということは、やはり公にすることでまたその関係性も変わってきます。
別に愛し合っていることを人に見せびらかすためではないけれど、そのふたりがパートナーとして他人に認められるというのは、自分と相手をひとまとまりとして考えられる、相手を自分のことのように考えられる、といった意味で非常に重要なことだと思います。
秘密にしなければならないような関係にあるとストレスもたまってきます。
私がこの映画で彼らを見ていていちばん感じたのはそのようなことでした。
その関係を隠しているだけでなく、自分自身にさえその愛を認めることができない、というのはとても悲しいことです。
特に当時は同性愛者の人たちにとってはつらい時代だったことでしょう。
ふだんは意識していないけれど、愛する人を愛しているとオープンに言えるのは幸せなことなんだなぁと思いました。

ベッドルームで倒れたフーヴァーを抱きしめるトルソンと、機密文書をひたすら守るヘレン。
そのふたりがいたからこそ、彼はFBI長官をこんなにも長く務めることができたのですね。
信頼って大切、と思わせられるエンディングでした。

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