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2012年1月

映画鑑賞日記・その14

・Henry's Crime (「フェイク・クライム」 2010年 アメリカ)

キアヌ・リーブス主演のクライム・コメディ。

原題のHenryは彼の役名なのだけど、なぜか邦題は「フェイク・クライム」・・・。
これはもしや、2008年の同じくキアヌ主演作「Street Kings」がなぜか「フェイク・シティ」という邦題になっていたことと関係が?!
私の予想では、次回の彼の主演作「47RONIN」が「フェイク・サムライ」とかいう邦題になって、「キアヌ・リーブス フェイク3部作」になるんです、きっと!
(「47RONIN」は忠臣蔵をモチーフとしたお話なので、さすがに「フェイク・サムライ」はないですね)

それにしても、キアヌの出演作はどうしてこんなに当たり外れが大きいのでしょう?
アクションでも恋愛ものでも、私の好ききらいはきれいに二分されます。
しかも、その当たりも外れも、この20年継続して両方存在するということが、むしろもう素晴らしいと思えるぐらいです。(うそです)

ジェームズ・カーン(彼、ベテラン俳優さんですが、私は「ラスベガス」ぐらいしか知らないですねぇ)が、何十年も刑務所に入っていて居心地がいいから出所したくない、と言うシーンがありますが、これ、映画の中でよく聞きますよね。
実際でも、イギリスかどこかの刑務所では出所したくない人がたくさんいるというニュースを聞いたことがあります。
確かに衣食住が保障されているといえばそうなのですが・・・。

キアヌの相手役を演じたヴェラ・ファーミガという女優さんは、ジョージ・クルーニー主演の「マイレージ・マイライフ」でも似たようなさばさばした性格の女性を演じていました。
この映画では大根役者を演じているのですが、実際地方の小さい舞台俳優さんの中には、こういう笑っちゃう感じの人がいるんだろうなーと思いました。そりゃ、あんなセリフの言い方じゃ監督も怒るわ。

というわけで、キャスティングは大変よかったと思います。


・30 Minutes or Less (「ピザボーイ 史上最凶のご注文」 2011年 アメリカ)

ルーベン・フライシャー監督、ジェシー・アイゼンバーグ主演という、「ゾンビランド」コンビの最新作。

この原題「30 Minutes or Less」というのは、ピザ屋さんの「30分以内にお届け」という意味です。
この原題をここまでキャッチー(?)な邦題に変えるって、考えた人すごいな。
しょーもない邦題ですが、この映画の雰囲気には合っていたし、「ピザボーイ」ってまさに主演のジェシーの宣伝のようなので、そういった意味ではいい邦題でしたね。

この「30分以内にお届け」というのは、事故に繋がるといった理由から今は実施されていないようですが、確か20年ぐらい前にはピザの宅配で「30分以上かかったら代金不要」などの売り文句になっていたと思います。
日本では、30分ぐらいで届けられるような近い店舗で注文を受けるシステムになっていますよね。
それがこの映画では、(日本ではバイクだけど)車で飛ばしても30分では厳しいような遠い家にも届けていて、さすがアメリカ広いなーと、そんなことで感心してしまいました。

ピザボーイがピザを届けた二人組に捕まり、彼らの代わりに銀行強盗をしないと体に巻きつけた爆弾が爆発する、というハチャメチャなストーリー。
ジェシーは相変わらず早口でちょっと自信のない青年の役がとてもかわいらしかったです。
カーチェイスのシーンはかっこよかったし。
彼の相棒を演じたアジズ・アンサリは人気コメディアンなんですって。
おしゃべりが上手(当たり前)で、ジェシーとのコンビも絶妙でした。

あと、この映画、脚本家さんか監督さんかわからないけれど、製作者の性的嗜好が思いっきり表現されていましたねぇ・・・。
はじめはちょっとあからさまだなぁと思っていましたが、最後までそれが続くのでなんだかだんだん好感を持つしかなくなってきて、最後は大笑いできるぐらいになりました。
(男の人好きだよね)


・New Year's Eve (「ニューイヤーズ・イブ」 2011年 アメリカ)

ゲイリー・マーシャル監督の群像劇。
2010年に公開された「バレンタイン・デー」の姉妹編(続いているわけではないので「続編」ではないかな・・・)のような映画です。

とにかく素敵な映画でした!
こういう、感動的なシーンやユーモアが程よく入ったストーリーに、豪華キャストとアメリカらしい文化や風景がプラスされたお手本のような映画がきらいな人っていないんじゃないかしら。

私が大好きな「プリティ・ウーマン」も彼が監督をしている映画。
これも恋愛映画のお手本です。

数組の男女・親子などによる小さな物語が、年明けの瞬間に向けて進行しています。
私が特に観ていて楽しかったのは、ミシェル・ファイファーとザック・エフロンが、やり残した「New Year's resolution」を片っ端から実現していくお話。
ふたりとも私はあまりなじみのない俳優さんですが、仕事に嫌気がさしているさえないイングリッドと若くて自信満々のポールのコンビがとても合っていたと思います。

この映画には、私がよく観ているドラマに出ている俳優さんがたくさん出ていました。
「Sex And The City」のサラ・ジェシカ・パーカー、「グレイズ・アナトミー」のキャサリン・ハイグル、「ラスベガス」のジョシュ・デュアメル、「24」のチェリー・ジョーンズ。
彼らは今あげたドラマでもいい役ですが、この映画でもみんな素敵なキャラクターでした。
「Sex And The City」で靴が大好きなキャリーを演じていたサラ・ジェシカの役には、劇中、そしてラストシーンまで、靴が重要な役割を果たしていました。
また、実生活で彼女のだんなさんであるマシュー・ブロデリックがタイムズ・スクエア協会の会長さん役でゲスト出演していたのも、サプライズで楽しかったです。

大晦日を外で、パーティーで、こうやってわいわい過ごす、そして年越しの瞬間には愛する人(または近くにいる人)とキスをする、というのを映画やドラマで見ると、やはりアメリカは「キス文化の国」だなぁと思います。
クリスマスのときにヤドリギの下に一緒にいる男女がキスをしないといけない、というのも「キス文化」ならではですよね。
映画の中に登場するボール・ドロップで、年越しの瞬間に警備員の男性がいちばん近くに立っている女性とキスをしていたのも微笑ましかったです。

私がこの映画を観に行ったのは大晦日ではなく12月28日でしたが、この映画のポジティブなメッセージに影響されて、その後の数日間は新しいいちねんが始まる年越しの瞬間がとても楽しみでした。

私の2011年公開の映画初めは「ソーシャル・ネットワーク」、そして映画納めはこの「ニューイヤーズ・イブ」。
素敵な映画ライフを送ることができて、とても幸せないちねんでした。

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