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映画鑑賞日記・その10

・The Emperor's Club
(「卒業の朝」 2002年 アメリカ)

少し前にジェシー・アイゼンバーグ・フェスタを開催(私ひとりで)したときに、以前観たことのあるこの映画のことを思い出してもう一度観たくなったので、再度鑑賞しました。

主演はケヴィン・クラインとエミール・ハーシュ。パトリック・デンプシーの少年時代を演じているのがジェシー。
あとは日本でもFOXで放送している「NUMBERS」のお兄ちゃん役、ロブ・モローも出演しています。
私はこの原作が入っているイーサン・ケイニンの短編集「宮殿泥棒」が大好き!
翻訳の柴田元幸さんによるあとがきは逸品です!

原作と映画ではどちらかにないシーンがあったり、強調しているエピソードが異なる部分がありました。
しかしそれらはすべて、確かにこの方が小説・映画として効果的だなぁと納得できる結果になっていたので、珍しく小説・映画とも好きな作品です。
原作が好きな作品を映画化されたものを観ると、どうしても映画の方はちょっとなーって思ってしまいますからね。

で、肝心のジェシーですが、そのキャラクターは子供の頃からまさにパトリック・デンプシーなので、最近のジェシーの役柄とはちょっと違うイメージでした。

原作の方で主人公のハンダート先生が自分の思いを語っているのを読んで、教師という職業の難しさ(まあ、なんの職業でもそうなんですが)をひしひしと感じました。


・Juno
(「JUNO / ジュノ」 2007年 アメリカ・カナダ)

うっかり妊娠してしまった16歳の高校生ジュノを演じているのはエレン・ペイジ。
彼女はこの作品でアカデミー賞にノミネート(史上4番目の若さですって)されました。
彼女ほんとにかわいかったー!

ジュノとお父さんの関係があっさりしていてよかったですね。
他にも赤ちゃんが産まれたらこの夫婦に養子に出すと決めたヴァネッサとマーク夫妻との関係や、お父さんの再婚相手であるブレンダとの関係も丁寧に描かれていました。

そしてもうひとつ興味深かった関係といえば、なんといってもジュノと子供の父親であるポーリー(マイケル・セラ)の関係。
彼らはすでに恋人同士ではないのだけど、まあまあ仲の良いお友達。
でももちろん彼はジュノの体のことを気遣ったりします。
その様子が、なんというかさりげなくて自然体なんですよね。気負ってないって言うのかなぁ。
そういう感じが、私には「2000年代の若者」という気がして、とてもおもしろいなと思いました。

そう感じることができたのは、やはりジュノの性格描写が素晴らしかったこととエレン・ペイジのキュートな魅力のおかげです。
脚本のディアブロ・コーディ(元ストリッパーということでもとても話題になりましたね)が初めて脚本を書いたこの作品でアカデミー賞を受賞したのも納得の、とても楽しめる映画でした。


・Solitary Man
(「ソリタリー・マン」 2009年 アメリカ)

マイケル・ダグラス、スーザン・サランドン、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェシー・アイゼンバーグ、ダニー・デヴィート、という超豪華キャストなんですが、単館ロードショーで、しかも3週間で終わってしまいました・・・。(まあ、しょうがない)
しかも2009年のが今頃公開って??
マイケル・ダグラスの病気もよくなって、「ソーシャル・ネットワーク」のおかげでジェシーの名前も有名になったし、とかいうタイミングだったのでしょうか。

マイケル・ダグラスが相変わらずギラギラしたおっさん役で、なんかかえって安心しますね。
そういえば最近マイケル・ダグラスとスーザン・サランドン一緒に見なかった?って思ったら「ウォール・ストリート」だ!
スーザン・サランドンはどっちも不動産やさんでしたねぇ。
アメリカの映画とかドラマって不動産やさんがよく出てくるけど、中年の女性が多いですよね。実際ほんとにそうなのかしら?
メアリー=ルイーズ・パーカーは「依頼人」(あ、また、スーザン・サランドン繋がりだ)の頃から変わらずかわいらしい。
そして、もうひとりかわいかったといえばダニー・デヴィート。
彼は「ロマンシング・ストーン」のシリーズや「ローズ家の戦争」でマイケル・ダグラスと名コンビでしたよねー。

正直に言うと(まあ、言わなくてもわかるけど)この映画はジェシー目当てに行ったのですが、思ったよりも出番が多くて満足。
彼はプライベートではいつもNew Balanceのスニーカー(それも若いのにじみーな色なの)を履いているのですが、この映画でも「N」の文字が映るシーンがあり、思わず笑ってしまいました。
一緒に観に行ったジェシーファンの方3人も同じことをおっしゃっていて、まずそこに目がいく私たちが笑えますね。


・The American
(「ラスト・ターゲット」 2010年 アメリカ)

ジョージ・クルーニーが殺し屋ってことでもっと派手な感じの映画かと思っていたのですが、ストーリーも映像も静かな雰囲気の、淡々とした映画でした。

彼が演じるジャック/エドワードは、殺し屋であると同時に銃器職人でもあります。
この映画を観ている最中に、私は銃が組み立てられていく様子を見ることと、そのときに発生する音が好きだということに気づきました。
彼からライフルを購入するマチルダという女性が登場するのですが、彼女がそのライフルを組み立てるシーンはぞくぞくしちゃいました。
実際にライフルを組み立てたことも、組み立てるのを見たこともないので、この興奮する感じは映画やドラマを見て培われたものなんだろうなぁ。

このストーリーにはふたりの重要な女性が登場します。
ひとりはマチルダ、そしてふたり目はエドワードが恋に落ちるクララという娼婦。
このふたりがふたりとも、とてもきれい(っていうか私の好み)な女優さんでしたねぇ。

映画において男女の関係の描写というのは非常に難しい(違和感の残るものが多い)ですが、この映画でエドワードとクララの仲が深まっていく様子は共感できました。

ここのところ公開作で観たいものがあまりなかったのですが、居心地がよい映画館で、座席も館内の気温も快適だったので、久しぶりの映画鑑賞をより楽しむことができました。

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