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映画鑑賞日記・その4

・The Town
(「ザ・タウン」 2010年 アメリカ)

ベン・アフレック脚本・監督・主演。
ベン・アフレックは、ちょっとだらしなかったり悪いことをしていても女性や友達・家族にはとても優しく悪い人間ではない、というキャラクターをよく演じているような気がします。
この映画でも似たような役(別に悪い意味ではない)でした。
 
キャストの中では、FBIの捜査官を演じていたジョン・ハムと、ベンのお父さん役のクリス・クーパーがとてもよかったです。
ジョン・ハムはようやく日本でも放送が始まった「マッド・メン」に出ている俳優さん。
この映画では主人公のかたき役なので、観客から嫌われそうだと語っていましたが、私はまったくいやな印象は受けませんでした。
そして、クリス・クーパーは他の映画でもとてもいい役を演じている俳優さんで、(「シー・ビスケット」と「ニューヨーク、アイ・ラブ・ユー」が特に好きだなー)この映画でもちょい役ながら存在感がありましたね。
 
今さらですが、私はこういう銃撃シーンがちょっと苦手(「RED」みたいのは苦手じゃないんだけど)なのです。殴り合うシーンもね。
「24」も実は目をそらしているシーンが多い。(半分ぐらいしか観てなかったりして!)
そんなわけで、ストーリーも軽々しい感じではないし、観終わった後は(これもまた悪い意味ではなく)ちょっぴり暗い気持ちになる映画でした。

そして、これは映画とは関係がないのですが、この映画を車椅子席で観ていた男性の方がいらっしゃいました。
私は車椅子の母をよく映画に連れて行くので、車椅子席の場所は気になるのです。
ちょうど横を通りかかったら、動きづらい中(映画館はカーペットが敷いてあるのでタイヤが動きにくい)落とした手袋を拾おうとしていたので、お手伝いしましょうか?出口まで押しましょうか?とお声をかけてみると、お願いしますと言われました。
劇場の方に頼んであったようですが、私が席を立ったのは完全に明るくなってちょっとしてからだったので、もうさっさと帰りたかったのでしょう。

私も駅や施設で、係の方が対応しますと言う割にはあまりにも慣れていなくていらいらすることが多々あります。
優先と書いてあっても、お店などのエレベーターが満員で乗れないこともしょっちゅう。黙っているといつまでも移動できないため、私は「どなたか降りてください」と言いますが、進んで降りてくれる人はあまりいないものです。
言う方としても気分のいいことではないため、初めから店員さんなどにお願いすると従業員用のエレベーターを使わせてくれることもあります。
(あと、なぜか車椅子を押して電車に乗り込むとさっと席を譲ってくれる方は沢山いらっしゃる。それはいいんですよ、本人は座ってるんだから。私は元気そうでしょ?)
 
駅や施設だけでなく、周りにいる私たちももっとスムーズに対応して、お互い快適に生活ができるといいのになぁとつくづく思います。
そして、今後車椅子の人口はどんどん増えていくと思うので、映画館の車椅子の席もあんなに端の方や前の方だけでなく、もっと観やすい場所に変わっていくといいですね。
 

・You Can Count On Me
(「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」 2000年 アメリカ)

ローラ・リニー主演、マーク・ラファロ、マシュー・ブロデリック共演。

ローラ・リニーという女優さんも、私が見たことのある映画の中では似たような役柄が多いですね。ちょっと男性にだらしない感じ。
マシュー・ブロデリックは私が中学生のときに初めて好きになった俳優さんです。この映画では口うるさい中年男性の役でした。歳をとってもあの童顔はそのままですねぇ。
ローラ・リニーの弟を演じていたマーク・ラファロという俳優さんは、今年「キッズ・オールライト」でアカデミー賞にノミネートされていました。この映画も公開が楽しみ!

ストーリーはちょっとしめっぽいですが、アメリカの小さな田舎町の様子や、小さい頃に両親を事故で亡くした姉弟の関係ってこんな感じなのだろうということがよく伝わってきました。
また、何度も出てきた山の緑(こういう風景は私はアメリカ映画であまり見た覚えがない)がとてもきれいだったのが印象的でした。

 
・Perfect Strangers
(「恋しくてロンドン」 2004年 イギリス)
 
ロブ・ロウとアンナ・フリエル(AXNの「プッシング・デイジー」に出ている女優さん)共演のロマンチック・コメディ。
この映画は今まで私が観た映画の中でも、最も「観なくていい映画」のひとつでした!
でも「観なくていい映画」と「観なきゃよかった映画」というのはまったく違うものなんですよ。
 
内容に関しては説明するまでもありません。それでも楽しく観ることができたのは、やはりキャスティングのおかげでしょう。
説明するまでもない(しつこいですか?)登場人物(かたき役・協力的な同僚・この手の映画に不可欠なそれぞれの親友など)もみんないい感じだったし、ロブ・ロウはもちろん、ヒロインのアンナ・フリエルがとてもかわいらしくて素敵でした。
 
ロンドンに滞在しているニューヨーカーのロイドと、逆にロンドンからNYに来たスージーの英語の発音の違いが、これでもかというぐらいにわかりやすくておもしろかったです。
あと「恋しくてロンドン」という微妙な邦題もこの映画にはぴったりだったよー。(褒め言葉です)
 
この映画を観た後、父に「この前くだらない映画観ちゃってさー」と話したところ、「たまにはくだらなくない映画を観てみたら?」と言われました。確かに私もそう思う!
でも、私のレコーダーにはくだらなくない映画なんか入ってないんだよねー、残念ながら。

 
・The King's Speech
(「英国王のスピーチ」 2010年 イギリス・オーストラリア)
 
コリン・ファース主演、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム=カーター共演。
先日のアカデミー賞で、作品賞をはじめ4つのオスカーを獲得した話題作。
 
私が最も印象的で興味深く思ったことは、最後のスピーチのシーンで流れる音楽がベートーベンの交響曲だったことです。
(ちなみにその曲は第7番の2楽章「葬送行進曲」。私はベートーベンが好きで、中学生の頃からこの7番がいちばんのお気に入りなのです。まあ、1番も3番「エロイカ:英雄」もいいけどね)
なぜかというと、それはドイツとの戦争の前に国民に向けて行ったスピーチで、ベートーベンは世界でももっとも有名なドイツ人のひとりだからです。
その緊張したシーンに重々しい7番の2楽章が流れた後に、ほっとしている国王が家族と共にいるシーンでは、同じくベートーベンの曲でありながら7番とは対照的な優しいメロディーの、ピアノ協奏曲第5番「エンペラー:皇帝」が流れていたことも、いい選曲だなぁと思いました。

題材・ストーリーをはじめ、美術やキャスト、そしていかにもなセリフまで、どこをとっても文句のつけようがない(別につけなくていい)映画でした。そう思うのはアカデミー賞を獲った、という先入観があったからなのでしょうか。

また、ちょっと違った鑑賞方法として、特にコリン・ファース・ファンの方であれば、キルトをはいたりタキシードでばっちり決めた彼のコスプレを楽しむ、というのもいいと思いますよ!

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