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映画鑑賞日記・その2

・Mother and Child
(「愛する人」 2009年 アメリカ・スペイン)
 
アネット・ベニング、ナオミ・ワッツ主演、ロドリゴ・ガルシア監督作品。
10年ほど前に「彼女を見ればわかること」という映画を観に行きましたが、これ、彼の監督デビュー作だったんですね。
言われてみれば「愛する人」と共通するような印象的なシーンがありました。
 
この「愛する人」は、物語や人物がとにかく丁寧に丁寧に描かれている映画でした。
主演のふたりをはじめ、彼らに関わる男性を演じた俳優さんたち、そして養子斡旋事務所のシスターを演じたチェリー・ジョーンズもとてもよかったです。
 
彼女は、顔の作りによるところも大きいとは思いますが、表情がとてもやわらかくて優しいので、今回のような役柄にはぴったりだと思います。
「24」での大統領役も毅然としてかっこよかったですけどね。
今調べてみたところ、「クレイドル・ウィル・ロック」や「ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密」「オーシャンズ12」などにも出ているので、私は映画でもけっこう目にしていたはずなのに全然覚えてないなぁ。
 
私が歳をとってよかったと思うことは、映画を観たときに、登場人物がなぜここで涙を流し、笑い、このような発言をしてこの行動をとったのか、ということが、あー、わかるわかる、とわざわざ意識しなくてもすんなりと理解できるようになったことです。
この映画でもそのようなシーンがいくつもありました。
 
特に、エリザベスが産まれた子供を一目見てほっとしたのと同時に、全く同じ理由からこの上ない悲しみを感じていることは、私が彼女と同じぐらいの年齢の女性であるからこそ理解できたことだと思います。
恐らく10年前の私にはわからなかったでしょうし、不本意ながらあえて性別を持ちだすのであれば、男性の方はこのシーンをそこまで悲劇的に捉えないでしょう。
 
とはいっても、ロドリゴ・ガルシア監督がインタビューで「私は女性がなにを考えているのかはわからないので、想像するしかない」と言っていたように、私も男性がなにを感じているのかは想像するしかないので、機会があればこの映画を観た男性の方にこのシーンの感想を聞いてみたいなぁと思いました。
 
まあ、実際は同じ女性だからといって同じ捉え方をするとは限らないし、観たときの年齢や子供を産んだことがあるかないかでも見方は大きく変わってくるはずなので、また時間をあけて観てみるとおもしろいだろうと思います。

 
・Potiche
(「しあわせの雨傘」 2010年 フランス)
 
カトリーヌ・ドヌーブ主演、フランソワ・オゾン監督作。
この映画はミュージカルではないですが、ちょっと舞台っぽくて「8人の女たち」と似た雰囲気がありました。
70年代が舞台なので、洋服やオフィスのインテリア(古い電話がなんだか新鮮!)などが観ていてとても楽しかったです。
 
原題の「Potiche」というのは「壺」のことで、観る前はなんでだろう?と思っていました。(映画を観るとわかります)
そして邦題に関しては、カトリーヌ・ドヌーブが主演だからって雨傘…と思っていましたが、確かに傘会社が出てくるストーリーだし、「しあわせの雨傘」という言葉の持つかわいらしい楽しい印象と映画の印象がとてもよくマッチしていました。
 
オゾン監督と言えば「スイミング・プール」のエンディングが印象的ですが、この映画では最後にタイトルの「壺」に関するセリフが出てきて、ほほ笑まずにはいられないエンディングでした。

この映画を観たのは「愛する人」を観た次の日でした。
そうそうあることではないのですが、私はどのような種類であれ感情に深く訴えかける映画(まあでも、楽しいとか嬉しいといった明るい感情ではなく、もっとシリアスな重い感情の場合ですかね)を観た後に、その感情と関係のある夢を見ることがあり、「愛する人」を観た夜にはとにかく自分が「不安」を感じているという夢を観ました。
そんな日に、今度はこのような肩肘張らずに観られる映画を選んだので、バランスがよかったなと思いました。


・¡ Three Amigos !
(「サボテン・ブラザーズ」 1986年 アメリカ)
・The Pink Panther
(「ピンクパンサー」 2006年 アメリカ)
・Father of the Bride
(「花嫁のパパ」 1991年 アメリカ)

先週私は「スティーブ・マーティン週間」だったので、彼の主演作である上記3本を観ました。

「サボテン・ブラザーズ」は「おバカ映画の傑作」としても名高い作品。
マーティン・ショート、チェビー・チェイスという豪華キャスト。

ピンクパンサーは子供の頃、アニメのものを見ていた記憶があります。(内容はあまり覚えていない…)
この映画およびアニメの元になっているのはピーター・セラーズで有名なピンクパンサー・シリーズ。
そしてピンクパンサーといえばなんといってもあのヘンリー・マンシーニによるテーマ曲。(映画「ハタリ!」の「仔象の行進」も楽しくて大好き!)この映画も音楽がよかったですねぇ。
実は、私はピーター・セラーズの伝記映画を観たことはあるのですが(演じたジェフリー・ラッシュ、そっくりでした)肝心の映画はまだ観たことないんですよね…。

このふたつは正統派ドタバタコメディでしたが、「花嫁のパパ」はスペンサー・トレイシーとエリザベス・テイラーの「花嫁の父」のリメイクで、コメディタッチのドラマといったところ。

スティーブ・マーティンの映画をそんなにたくさん観たことがあるわけではないですが、この「花嫁のパパ」や「バックマン家の人々」のように、ふつうのドラマでありながら、ところどころに出てくる彼のジョークやコミカルな動きに笑ってしまうような映画が私の好みなんだなー、と思いました。

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