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2010年12月

2010年まとめ

今年、映画館に観に行った映画を数えてみたところ24本でした。

今年も、ほとんどの映画館で実施している水曜日のレディースデイ・毎月14日(とう・フォーらしい…)のTOHOシネマズデイ・シネマイレージ会員6本観たら1本無料、などのサービスに大変お世話になりました。


Mr. Bug goes to town
( 500 ) Days of Summer
Last Chance Harvey
Valentine's Day
New York, I love you
The Private Lives of Pippa Lee
Stand By Me
Up in the Air
Nine
Shutter Island
Clash of the Titans
Sex and the City 2
Girlfriend Experience
Inception
Rumba / Iceburg
The A Team
Eat, Pray, Love
Knight and Day
Brooklyn's Finest
Witness
Killers
Burlesque
Film Socialism
Whatever Works


コメントをいくつか。
(コメントの有無と映画の善し悪しはまったく関係ありません)


・Mr.Bug goes to town(邦題:バッタ君町に行く)
 
1930年代に「ベティ・ブープ」「ポパイ」「スーパーマン」などを製作したフライシャー兄弟が、1941年に製作したアニメーションです。

日本のアニメーターの方々(私の好きな「ニャッキ!」を作った方も絶賛していました)が影響を受けたということでも話題になりました。
私は、昔のものも最近のものもアニメーションはあまり見ていないので、技術の変化などよくわからないですが、単純に1940年代にこんな動きをするアニメーションが作られていたのはすごいなぁと思いました。

また、私がこの映画を観に行った有楽町のヒューマントラストシネマという映画館はとても居心地がよく、好きな映画館のひとつです。すいていたので前に人がいなかった(背の低い私が快適に映画を見られるかどうかにとって非常に重要な要素)こともこの映画の印象がよくなった要因です。
 

・( 500 ) Days of Summer(邦題:( 500 ) 日のサマー)

初めてこの邦題を聞いたとき、「夏500日ってどこの国 ?! 」と思ってしまいました。そんなわけない。「サマー」という女の子のお話です。
その後原題を聞いてもういちどびっくり。でも、英語なら「500 Days of Summer」、日本語なら「500日のサマー」で正解だなと思いました。

このサマーを演じているズーイー・デシャネルという女優さんは、アメリカの人気ドラマ「BONES」で主役を演じているエミリー・デシャネルの妹さん。ふたりとも大きな目が印象的でほんとそっくりです。
相手役の男の子を演じているジョゼフ・ゴードン=レヴィットは今年「インセプション」にも出演していました。印象が全然違いましたねー。

この映画を観て(あたり前なのですが)ああ、男の人も恋をするとこうやってわくわくするんだなぁ、ということがわかって、とても嬉しい気持ちになりました。


・The Private Lives of Pippa Lee(邦題:50歳の恋愛白書)

この邦題ひどすぎる!
キアヌー・リーブスとウィノーナ・ライダーが出ていて、チラシやポスターもきれいなパープルになっていて、しかもこんな邦題。どれだけうさんくさい恋愛ものかと思っちゃうよねぇ…。まあ、狙いとしてはそうだったのかもしれませんが、実際は原題通りピッパ・リーという女性の波乱に満ちた半生を描いた物語です。

原作・脚本・監督はレベッカ・ミラー。(お父さんはマリリン・モンローと結婚していたことでも有名な劇作家のアーサー・ミラー。もちろん彼女はマリリン・モンローの娘ではない。そして彼女自身はダニエル・デイ・ルイスの奥さんらしい。へー、知らなかった。)
ピッパ・リーを演じているロビン・ライトとブレイク・ライブリー(「ゴシップガール」のセリーナ)をはじめ、モニカ・ベルッチ、ジュリアン・ムーアなど、きれいな女優さんがたくさん出演しています。

キャッチコピーの「50歳になったら好きなことしよう」に関しても一言。
そりゃあ好きなことしたいけど、実際はなかなかねぇ。だいたい隣の家にキアヌみたいな独身男性が引っ越してくる、っていうこと自体が映画だからねー。という感想でした。

いや、とても素敵な映画だったんですよ。
 

・Clash of the Titans 

まだ3D映画を観たことがないという友人(かく言う私も)と共に、体験しておくべきだということで、たまたまその時間に3Dでやっていたこの映画を観賞。
始まる前に3D用のメガネが曇っていたのですが、必死に拭いたにも関わらず一向に曇りが取れないんです。
恐らくあの曇りを取ってしまったら立体に見えないようになっているんだということで意見が一致。

ストーリーの感想としては「あんな簡単に理想の人作ってもらえたらいいよね。さすが神だねぇ!」
しょーもないなー。

3Dはとても疲れるので、お子さんやお年寄りの方、あとメガネをかけている方は快適に見られないだろうと思いました。
 

・Girlfriend Experience

これはドキュメンタリー風に撮られている映画で、そのアプローチの仕方も内容もとても興味深かったです。私があまり観ないタイプの映画ですが、思いの外気に入りました。

これを観た渋谷のシネマライズは初めて行ったのですが、スクリーンがすごい上の方にあってとても見やすかったです。
どこの映画館もこんな風にスクリーンをもっと上の方にすればいいのに。

 
・Rumba / Iceburg

アベル&ゴードン夫妻のコメディ。すごいおもしろかった!私はあんまりコメディを観たことがないので、とても新鮮で興味深かったです。
2本立てで途中に休憩が入るのも私は初めての経験でした。3時間ぐらいあるにも関わらず全くだらけることなしに、ずっと笑いっぱなしの時間を過ごしました。
洋服や建物の色がとても鮮やかで、それだけでも見ていて楽しくなります。
セリフがほとんどないのですが、私はサイレント映画もあまり見たことがないので、それも新鮮でした。
 

・Brooklyn's Finest
 
リチャード・ギア、イーサン・ホーク主演の「クロッシング」
こんなにシリアスな映画は久しく観ていませんでした。
観ている間ずっと体に力が入って眉間にしわが寄っていました。
特に最後30分ほどのクライマックスシーンの緊張感!
それと(私のイメージですが)すごくアメリカっぽい団地が何度も出てきましたよ。
 

 ・Barlesque
 
私はなぜか以前から「グウェン・ステファニー」と「クリスティーナ・アギレラ」がごっちゃになってしまうのですが、これに出てたのはクリスティーナ・アギレラ!覚えた!
 
シェールとアギレラ、という2大歌姫の共演ということで話題でしたが、みんながそちらに注目しているので、私は安心して(?)脇役の俳優さんに注目していました。
 
ひとり目は「ヴェロニカ・マーズ」というドラマで、主人公の女の子探偵を演じていたクリスティン・ベル。
彼女はドラマ「ゴシップ・ガール」でナレーション(=ゴシップガール役)もやっていて、私は見たことがないのですが「HEROES」にも出ているんですね。
彼女ほんとにかわいい!この映画ではアギレラ同様きわどい衣装でセクシーに踊るシーンがあってドキドキしちゃいました。
 
ふたり目はエリック・デイン。彼は「グレイズ・アナトミー」でイケメン医師役を演じていて、今年公開された映画「バレンタインデー」での役柄も印象的でした。

このふたりはかたき役なのですが、スタンリー・トゥッチ、アラン・カミング、ピーター・ギャラガーら豪華脇役陣と共に、主演のふたりを見事に引き立てていました。
もちろんアギレラとシェールも素晴らしかったです。
冒頭のいなかの小さなバーでアギレラが歌の練習をするシーンから既に鳥肌が!
全編を通して歌と踊りが素晴らしく、曲が終わるたびに思わず拍手をしてしまいそうでした。

この映画では舞台のクラブの名前になっている「バーレスク」という言葉は、性的な表現を含んだセクシーで上品でユーモラスなダンスショーのことです。
こんなショーを実際に観ることができたらいいですね。


・Whatever Works(邦題:人生万歳!)

ウディ・アレン40作目の作品。
主演のラリー・デヴィッドが出演している「ラリーのミッドライフ★クライシス」はちらっとしか見たことがなかったのですが、この役柄にぴったりだったと思います。
ヒロインのエヴァン・レイチェル・ウッドは絵に描いたようなきれいな女優さんで、役柄もとてもキュートでした。
調べてみたら彼女ケヴィン・ベーコン主演の「ウィズ・ユー」という1997年の映画に出てますね。ということはあの女のコか!小さいときから美人だった!

この映画もそうでしたが、ウディ・アレンの作品をいつも上映していた恵比寿ガーデンシネマは来月で休館してしまいます。
今までの上映映画一覧をもらって来たのですが、公開時に観ていなくてもその後観て気に入った映画もたくさんあり、やはりいいセレクトをしていた映画館だったんだなぁ、と改めて残念に思います。

それを眺めているといろいろな思い出が甦ってきます。
素敵な映画だったなぁと嬉しく思いながら恵比寿駅までの道のりを歩いたこともありました。
よく寝たなぁという映画もありました…。
この映画館でドキドキの初デートをしたこともありました。
17年間ほんとうにありがとうございました。
今後ウディ・アレンの作品はどこの映画館で上映されるのでしょうね。


これから公開されるものに限らず、来年はどんな映画に出会うことができるのか今から楽しみです!


最後に、今年おもしろかった本3冊も書いておこうと思います。
 

「生きる技術は名作に学べ」 by 伊藤総

伊藤さんはブログで映画や小説について書かれていますが、この本はいわゆる「名作」と言われている小説についての解説です。
伊藤さんの文章はほんとうに感じがよくておもしろいんですよねー。ツイッターのような短い文章でも、いつも上手だなぁ、と感心してしまいます。
この本を読むと(出てくる小説で読んだことのあるものは数冊しかありませんでしたが)本を読むって楽しいな、と思えます。


「100均フリーダム」 by 内海慶一
 
この本、ちょーおもしろい!
本を読んで声を出して大笑いした経験はあまりないですが、この本はまさに!しかも、何度読んでも声を出して笑っちゃいます。
同じ内海さんの「ピクトさんの本」と合わせて、何度でも笑えます!
  

「共食いキャラの本」 by 大山顕
 
この本が発売されたのは今年ではなく去年の年末でしたが、私が今年何度も読んだので。
私も写真を提供したということで、あとがきで名前を載せてくれました。
アカデミー賞とかで受賞者がよく長々と家族や友人に感謝してるのを聞くと、もっとおもしろい話してよー、と思いますが、実際にこうやって公に感謝されるととてもうれしいものなんですね。
あ、でも別に自分の名前が出ているからいい本だよ!というわけではなく、また著者が身内ということを差し引いても非常におもしろいですよ。

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今年はこのブログを始めたこともあり、とても楽しい1年となりました。
いつも読んでくださっているみなさま、どうもありがとうございます。
よいお年をお迎えください!

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TOHOシネマズ シャンテ 1

<映画館メモ>

スクリーンサイズ:3.5m × 8.2m
座席数:225席(内車椅子用スペース1)

2列目からすべて高さのある段がついていてスクリーンも上の方にあるので、どこに座っても快適に観られます。
この映画館は3列目ぐらいでもそんなにスクリーンが近すぎる感じはしません。

幅に対して真ん中に通路・左右に座席がある作りなので通路側に座ることが多いのですが、D9という左側の席の足下に非常用のライトが付いていて、以前D付近の10の席に座ったらずっと気になってしまったので、最近はそれが見えないように9の席に座るようにしています。

車椅子用スペースは1列目のいちばん左端で見づらいです。
前方入口から入って1列目は段がついていないので、席に移れる方なら真ん中あたりの席をとった方が快適だと思います。

シャンテの3つの映画館の中ではいちばん大きいのがこのスクリーン1です。
今年はこのシャンテ1で4回映画を観ていました。
TOHOシネマズの会員になっていると、インターネットで鑑賞した日付・映画名・映画館・座席の一覧を観ることができるので席を取るときの参考になります。
私は前の方で観るのが好きなので、この映画館でも前の方の席ばかりでした。

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丸の内ルーブル

<映画館メモ>

スクリーンサイズ:5.6m × 10.7m
座席数:470席(内車椅子用スペース1)

G列から段がついています。(あまり急な段ではない)
子供用クッションが置いてあるので、おとなでもちびっこの方々はこのクッションを使うといいです。
車椅子用スペースはスクリーン幅に対して真ん中あたりですが、いちばん前なのでスクリーンが近すぎてちょっと見づらいです。
前方入口から入ってF列までは段がついていないので、席に移れる方ならそのあたりの席をとった方が快適だと思います。

この映画館は中学生の頃に初めて行ったときから大好きな映画館です。
前方中央の大きなシャンデリアがゴージャスな感じでわくわくするんだよねー。(昔はこれ上下していた気がするんだけど、最近は動かないんだ…)
中学生のとき、夏休みにこの映画館に一日中いたことがあります。
当時は今のように入替制ではなくそのままいることができたので、トム・クルーズとニコール・キッドマンが初めて共演した「デイズ・オブ・サンダー」を、友人と一緒に途中でお菓子を食べたり居眠りをしたりしながら3~4回観たのでした。楽しかったなぁ。

10年ぐらい前に自宅の近くにコンプレックスの映画館ができてからは都心の大きな映画館に行く機会が減ったのですが、今年は2回丸の内ルーブルで映画を観て、やっぱりいい映画館だなぁと改めて思いました。

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The Christmas Song

自分の i-pod の中にいちばん多く入っている曲はなにかしら?と思って確認してみたところ、今のシーズンにぴったりのこの曲でした。
この「The Christmas Song」は、私が持っているクリスマス・アルバムのほとんどに入っていました。あー、でも Oscar Peterson のには入ってなかったなぁ。残念。

私が持っていたのは下記の11組のアーティスト。

 
・The Braxton Brothers
「Smooth Jazz For The Season」
 
これはアメリカにいたときに、大きめの公園でジャズ・フェスティバルをやっていて、無料で配布していたCD。
ちょっとおしゃれなインテリアショップとかで流れていそうなアレンジです。

 
・Cesare Picco
「Christmas Tunes」

初めて彼の曲を聴いたとき「映画音楽みたいだなぁ」と思いました。プロフィールを見てみると、彼は映画ではなくバレエ音楽を手がけたり、イタリアのファッションブランド「ETRO」のショー・サウンド・プロデュースなどもやっていたそうです。
この「Christmas Tunes」は、2005年に iTune Store 限定でリリースされて大ヒット、CD化されたものです。
このアルバムはクリスマスものなので冬に聴きますが、印象としては「寒い」ではなく「暖かい」。
ボサノバって夏に聴くけど、私にとってあれはかんかん照りの中で聴くものではなく、木陰で涼んでいるときに聴く音楽。
それと同じように、彼のピアノは寒い日に暖炉の前で(我が家に暖炉はありませんが)聴くといいと思います。

 
・Chicago
「CHICAGO CHRISTMAS : What's It Gonna Be, Santa ?」
 
このアルバムはアメリカで購入。日本版もやっと去年リリースされたようです。
当然のことながらシカゴアレンジ!安心して聴けます。

 
・Cyrus Chestnut & Friends
 「A Charlie Brown Christmas」
 
もうかれこれ7年前になりますが、フロリダに留学していたその年のクリスマスはボストンで過ごしました。
前の週までフロリダのビーチで日光浴をしながらファッション雑誌のクリスマス特集を読んでいて、まったくクリスマスの気分が盛り上がらなかったので、クリスマスをボストンで過ごすことができてとてもうれしかったのです。
そもそも、初めは留学先をボストンにしようと思っていたのですが、寒いのが苦手で夏大好き!なので、アメリカは広いんだからわざわざ寒いところに行く必要はない、と気づいてフロリダに行くことにしたのです。
そんな私ですが、やはり日本で生まれ育っているからか、寒くないとクリスマスを感じられないんですね。
 
アメリカのクリスマスは、日本でいえばお正月のような感じ。ほとんどのお店・スーパーマーケットさえも閉まってしまうので、前日に食料を買い込みました。
当日は街もひっそりとしていましたが、家の中でやることもなかったので散歩に出かけ、静かで美しい街並みを楽しみました。
このアルバムはその頃によく聴いていたので、これを聴くとボストンの風景が甦ります。
 
Christian McBride・Steve Gaddとのトリオに、この曲は Brian McKnight の ヴォーカルが入っています。

 
・Eddie Higgins Trio
「Christmas Songs」
・European Jazz Trio
「White Christmas」
 
このふたつのトリオは、この曲に限らず「ジャズってお洒落!」のお手本です。
もちろんこの曲もお洒落で素敵!ジャズって素敵!
 
Eddie Higgins Trioの方は「Christmas Songs Ⅱ」というのもあり、こちらはⅠのようなよく耳にするクリスマスソング集ではなく、讃美歌の曲(まあ、ほんとのクリスマスソングですね)が多いですが、曲名は知らなくても聞いたことのある曲ばかりで、これも素晴らしいアルバムです。

 
・Elliot Yamin
「My Kind Of Holiday」
 
彼は、私が唯一まじめに「アメリカン・アイドル」を観ていたシーズンに出ていました。(今調べたら2006年のシーズン5でした。なぜこの年にそんなにまじめに観ていたのかは不明)
そして、このクリスマスアルバムはなぜか兄が持っていました。へー、こういうの、兄妹して好きだったんだ―。

 
・Frank Sinatra
「Santa Baby」
 
2006年のクリスマスシーズンにスターバックスで販売していたCDに入っていました。
実はこれ、自分でちゃんと買ったのにあまり聴いたことがなくて、今回初めて自分がシナトラバージョンを持っていることに気づいたぐらいでした・・・。
 
シナトラと言えば、「オーシャンと11人の仲間」という映画がありますが、この原題は2001年にジョージ・クルーニー主演でリメイクされた、「オーシャンズ11」と同じ「Ocean's Eleven」です。
つまりオーシャンを含めて11人なのですが、「オーシャンと11人の仲間」だと12人みたいですよねぇ・・・。

 
・The Kenny Drew Trio
「Season's Greetings」

「絵に描いたようなジャズ」と言えば Kenny Drew。この曲も例外ではないので、本来ここではそのことについて突っ込むべき(?)なのですが、このアルバムには、私にとってまだクリスマスが一大イベントだった若かりし頃の想い出がたくさん詰まっているので、客観的に感想を述べることができません。

 
・Michael Buble
「Let It Snow」
 
90年代に大ヒットした、長年仲のいい友達だった男女がようやくお互いの気持ちに気づく、というロマンチックコメディーのエンディングのパーティーのシーンで、ふたりがダンスをする曲として流れていました。(うそです)

 
・Vince Guaraldi
 「A Charlie Brown Christmas」
 
言わずと知れた「PEANUTS」の音楽を担当している Vince Guaraldi のアルバム。
最近でもたまにデパートなどで耳にしますが、数年前まではクリスマスシーズンになると、スターバックスをはじめあらゆることろでこのアルバムが流れていたような気がします。
 
私がクリスマスのアルバムを集めるようになったきっかけとも言えるアルバムで、ピアノの音色がとてもきれいです。
特に「My Littele Drum」のメロディーはほんとうに美しい!


今回この曲について書くために、何度かこの11種類のバージョンを続けて聴いてみました。
昔の思い出が詰まっているアルバムを聴くときは、その心構えができていて、次にどの曲がくるのかもわかっています。
しかし、このような聴き方をすると、曲が始まるたびにその曲をよく聴いていたころの思い出が甦ってしまうので、心穏やかではいられませんでした。
シャッフルで音楽を聴いてる方は毎日こんなに心乱されてるのかなー?(私はランダム再生で音楽を聴くことは皆無)


ちなみにこの11種類のバージョンのキーは、下記の通り4種類でした。

C :Cyrus Chestnut・European Jazz Trio・ Kenny Drew・Michael Buble・Frank Sinatra
D :Cesare Picco
E♭:Chicago・Eddie Higgins・ Braxton Brothers
F :Elliot Yamin・Vince Guaraldi

絶対音感を持っている人の中には、キーによって色のイメージを持っている人もいるようですが(私は音に色のイメージは持ってないです)そういう人はこれらも同じ曲でもかなり違った印象に感じるんでしょうね。

来週のクリスマスにはこの曲をまた11バージョン続けて聴こうと思います。

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Witness

Witness© 1985 Paramount Pictures.


1985年公開のハリソン・フォード主演映画。邦題は「刑事ジョン・ブック/目撃者」。
 
今年2010年の2月から、全国のTOHOシネマズで「午前十時の映画祭」という企画をやっています。
これは、昨年末に行われた投票で選ばれた50本の映画が、全国25のTOHOシネマズの映画館で公開される、というものです。
1年間週替わりで毎日10時からなので、まあ、平日勤務の会社員であれば、だいたい土日のどちらかしか観られません。
そのため、1年前にこのスケジュールを知ったときから「この週の土曜日は10時から近所の映画館でジョン・ブックを観る!」と決めていたわけです。
 
こうやって昔の映画を映画館で観られるのはとてもいい企画だなぁと思います。
今年は東宝系の映画館でこのCMが何度も流れていて、毎回それを観ただけでちょっと泣いちゃいそうでした。
今年これが好評だったようで、来年も続行が決まっています。ありがたいですねー。
 
来年は私の大好きな「アメリカン・グラフィティ」や「風と共に去りぬ」、そして今30代の方なら大喜びであろう「バック・トゥ・ザ・フューチャー」(*1)も入っています。
西部劇と007が好きな父からは「大いなる西部」「シェーン」「ロシアより愛をこめて」は観ておきなさい、と言われています。
また、今年の50本が別の劇場で来年も上映されるということなので、今年見逃したものももう一度観るチャンスがあります。
最近では昔の映画を短期間上映している映画館もありますが、こういうのがもっともっと増えればいいなぁと思います。

そんなわけで、今年この大好きな作品を映画館で観ることができました。

この映画は、アーミッシュの男の子がお母さんと都会に出かけて、駅のトイレで殺人事件を目撃してしまうというストーリーです。
 
この男の子を演じたのはルーカス・ハース。彼は最近では「インセプション」に、ちょっと前には「24」や「クリミナル・マインド」などのテレビドラマにも出ていました。知らずに観ていて「あれ?」と思ったらやっぱり彼でした。大きくなったねー。というか私とほとんど同じ歳なので、おじさんになったね・・・。

サミュエルのお母さん、レイチェルを演じているのは、「トップ・ガン」で有名なケリー・マクギリス。
事件を調べる刑事ジョン・ブックがハリソン・フォード。
リーサル・ウェポン・シリーズでおなじみのダニー・グローバーも出演。
今回ヴィゴ・モーテンセンがちょい役で出ていたのも発見。へー、知らなかった。

ストーリーの半分以上は、この母子が暮らすアーミッシュの村が舞台です。
アーミッシュについて詳しく描かれているわけではなく、一般的に知られているようなこと(電気は使わないとか質素な生活をしているとか)しか出てきませんが、実際は、聖書以外の本は読んではいけない・讃美歌以外の音楽は聴いてはいけない・化粧をしてはいけない・コミュニティ内で行われている8年間の学校教育以上の教育を受けてはいけない、など、多くの厳しい規律があるようです。
しかし、彼らは成人する前にアーミッシュの生活を離れて都会でふつうの生活をする期間があり、その後アーミッシュであり続けるかを自分で選択するそうです。
以前ドラマで、アーミッシュの生活を捨てた若者が出てくるエピソードを観たことがあります。その道を選ぶと、もう家族とも縁を切らないといけないんだって。

この映画は、アーミッシュの生活を象徴するかのように、とにかく静かに話が進んでいきます。
全体を通してセリフがとても少なく、穏やかなシーンも激しいシーンも、美しい風景と俳優さんたちの表情がストーリーを語っています。

ジョン・ブックは、私が思うハリソン・フォードの特徴である愛想のなさと、その後彼のトレードマークとなる正義のヒーロー的な要素を持ったキャラクターです。
彼はこの作品でアカデミー主演男優賞にノミネートされました。(*2)
 
おじいちゃんが男の子をひざに抱いて殺人について説明するシーンも、変に教訓くさくなくて好感が持てます。
男の子が犯人をジョンに教えるシーンと、ジョンが銃を見つけて触ろうとした男の子を叱るシーン(このとき男の子演技じゃなくてほんとに驚いてるよね)も好きだなぁ。

この男の子がまた、冷静で賢い子なんです!いろんな場面できちんと役に立つの!
つぶらな瞳で人々を観察する様子が彼の目の高さで描かれていて、観ている方まで初めて大きな駅に来たような気分になれます。
彼が犯人に見つからないようにトイレの個室で静かに逃げ回るシーン、特に大切な帽子を間一髪で拾うシーンは、「映画の中のハラハラドキドキシーンランキング(私独自の)」でトップを争う出来栄えです。
 
村のみんなで新婚さんの新居を建てるシーンがまた美しい!これを大きなスクリーンで観られただけでもうれしかったです。
男性が家を建てる、女性は食事や飲み物の準備をする、子供たちはちょっとした作業を手伝う、という役割分担が当然のこととして出来上がっています。
ハリソン・フォードは昔大工をやっていたということで、このシーンでも大活躍。みんなが彼の腕前に感心しています。
村人たちが力を合わせて1日で家を建てる、しかもそれが新しい夫婦の新居で誰もがそれを経験してきている、となると、おとなにとってもこどもにとってもわくわくするイベントなんでしょうね。
 
ジョンは彼らの家に滞在している間、銃弾をレイチェルに預けているのですが、彼女はそれをキッチンの小麦粉かなんかのビンに隠しています。
アメリカの映画やドラマを観ていると、よく大事なものをキッチンに隠しています。
先日、BSで放送中の「グッド・ワイフ」というドラマでも、主人公が宝石をキッチンの缶に隠していました。これが、やばいお金とか麻薬とかになるとトイレのタンクの中になる。
日本だと大事なものは箪笥の中に隠すイメージだよねぇ。

レイチェルとジョンがサム・クックの「ワンダフル・ワールド」(*3)に合わせてダンスをするシーンでは、初めてレイチェルの笑い声が聞けます。
ジョンがレイチェルに「君を抱いたら帰れなくなる」と言うセリフは、中学生の頃に観たときにはあまり記憶に残っていませんでしたが、今回改めて観て、ほんの短いシーンなのにこんなにも印象的だったか!と驚きました。私もおとなになった。
彼らの関係は具体的に描かれてはいませんが、「この映画は切ないラブストーリーだよね」と言われたら「そうそう!」って即答しちゃいます。
 
ジョンが犯人に追いつめられ、そして追いつめる終盤も、セリフがほとんどないためよけいに緊張感があります。(コーンで窒息するの苦しそう!)
そして、最後にジョンが村を去るとき、サミュエル・レイチェル・ダニエル(エルばっかりだな)・サミュエルのおじいさんとお別れをします。
ここでもまた、それぞれのキャラクターとの関係がうまく描かれていて、あー、いい映画を観たなぁ、と思える素敵なエンディングになっています。
 
この映画に限らず、10代の頃に初めて観て感動した映画というのは、何度観ても大好きな映画であり続けます。
そんな作品を映画館で観ることができて、とても幸せな2時間でした。

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*1 「ゴッド・ファーザー」は今年part1があって来年はpart2が入っているので、再来年までこの企画やめられないね、と思ったら、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が来年からとなると再来年の次もやらないといけないじゃない!東宝さん大変!

*2 この年のアカデミー賞を調べてみたら、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」も同じ年だったんですね。
日本映画「乱」では、監督賞(黒澤明)と衣装デザイン賞(ワダエミ・受賞)がノミネートされていて、ジョン・ブックは作品賞・監督賞など何部門もノミネートされていました。

*3 「Don't know much about ~」という歌詞が、「どの街が~」と聞こえてしょうがない。

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Kissing A Fool ( by George Michael )

「聴くと必ず泣ける曲」というのは誰にでも1曲ぐらいはあると思います。(まあ、1曲で十分ですが。私もこの曲ぐらいしか思いつきません)
私の泣ける曲はジョージ・マイケルの「Kissing A Fool」です。

1988年のシングルで、イギリスでは18位、アメリカでは5位にチャート・インしていたようです。
私が持っているのは、1998年にリリースされた彼のベスト・アルバム「Ladies And Gentlemen」に入っているもの。
このアルバムは2枚組で、1枚目には「For The Heart」・2枚目には「For The Feet」という名前がついています。
「Heart」に対して「Feet」っていうのがいい。

もちろん、「I Want Your Sex」「Faith」「Freedom 90」は「Feet」に、この「Kissing A Fool」やエルトン・ジョンと共演している「Don't Let The Sun Go Down On Me」は「Heart」に収録されています。

「泣ける曲」といっても別にメロディが悲しげ、とかいうわけではなく、要するにただの思い出です。
悲しいときには楽しい曲を聞いても涙が出てきてしまう、というのはわかりますが、悲しくもないのにある曲を聞いただけで泣けてくる、というのは相当なものです。
あ、でも、ここまで言っておいてなんですが、この曲にそんなに悲しい思い出があるわけではありません。

「so goodby, but please don't take my heart」という歌詞がねー、こんな気持ちを経験したことがある人ならきっと泣いちゃいます。
あと、Cメロ8小節の歌詞はまるごと、「うん、うん、そうだね、切ないね」という感じなのでここでは省略。
この8小節の彼の声はほんとうに素晴らしい!「朗々と」という言葉はまさに彼の歌声のためにある、と常々思います。

有名な曲のカバーってがっかりすることも多いけれど、彼がカバーしている、クイーンの 「Somobody To Love」、スティーヴィー・ワンダーの「As」、映画「バグダッド・カフェ」の主題歌「Calling You」は、オリジナルを凌ぐ歌いっぷりです!

歌手に限らず「いい声」と感じるのには、ただ単にその音色にあるわけではないと思いますが、その人への思い入れを除いても、私がいい声だなぁと思う歌手は、ジョージ・マイケル、エルトン・ジョン、フレディー・マーキュリーです。(すごく月並みな人選ですね。そして偶然にも3人共・・・)

泣く演技をしないといけないオーディションを受けるとしたら(そんな機会ないけど)、私はこの曲で合格まちがいなしです。
まあ、でも、ふだん特に泣きたいわけではないので、この曲はあまり聴かないようにしています。
ただ、うっかりどこかで流れているのを耳にするとつい動揺してしまうので、この曲を聞いても涙が出てこないような訓練をしておこうと思います。

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