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2010年9月

THE A TEAM

The_ateam ©2010 Twentieth Century Fox.

1980代に大人気だった「特攻野郎Aチーム」の映画版。絶賛公開中。
ちょーおもしろかった!もう1回観たい!

TV版とはキャストも年代設定も違いますが、キャラクターと背景設定は同じです。
もちろん、演じている俳優さんが違うので多少キャラクターの印象が変わっているのは当然ですが、基本的な役割は同じで容姿も似通っているので、TV版に親しんでいても違和感は感じませんでした。キャスティングディレクターは相当なプレッシャーだっただろうなぁ。
ちなみに「モンキー」と「コング」というのは日本でつけられたニックネームなので、今回の映画ではこの名前は登場しません。

フェイスを演じているのは、去年あたりから日本でも出演作が続々と公開されている(今数えてみたら、この1年で彼の出演作を4本も観に行ってる!)ブラッドリー・クーパー。プロフィールを見ると、ドラマ「SEX AND THE CITY」にも出ていたようですが、何度も観ているのにまったく覚えていません・・・。まあ、このドラマはとにかく男がたくさん出てくるから、そのうちのひとりかな?今度観るときは気をつけてみよう。

彼は今年日本でも公開された「New York, I Love you」という映画にも出演していました。
これは11編のショートストーリーで構成されている映画で、どの話もとてもよかったですが、私が一番共感したのが彼が出ているストーリーでした。共感したと大声で言うには最も気がひける設定なのですが、一夜を共に過ごした男女がそのときのことを思い出してドキッとしたり再会を期待する様子は、まったく違うシチュエーションにおいても身に覚えがあると感じられるような描写で、そういった意味では11編の中では最も抽象的な内容だったと思います。

ちなみに前々から思っていたのですが、リーアム・ニーソンとレイフ・ファインズが似ていて、レイフ・ファインズとブラッドリー・クーパーも似てる。でもリーアム・ニーソンとブラッドリー・クーパーは似ていない。(伝言ゲームでちょっとずつ内容が変わっちゃうみたいな感じ?)特にこの映画では、リーアム・ニーソンは今までとだいぶ印象が違いました。

マードックが「ブルーマンの真似」と言ってふざけているシーンと、B.A.が作戦会議中にヘリコプターをこっそり隠すシーンは、ふたりのキャラクターにぴったりで微笑ましかったです。フェイスはTVシリーズでは殴り合いは弱かったのに、映画ではいい体していて強い強い。マードックとフェイスは映画版では大活躍でずいぶんかっこよくなっていました。

そういえば、高校のときにクラスにとてもきれいな顔をした男の子がいたのですが、女の子同士で彼の噂話をするときに名前を言うと本人に聞こえちゃったりして恥ずかしいので、そういうときは「かお」と呼んでいました。しばらくしてから、「まさにフェイスじゃん!こういうことか!」と思ったことがありました。

作戦を練っている様子と実際の作戦がシンクロしている演出もわくわく感を高めてくれたし、なにより最初から最後まで一時も飽きさせないスピード感が素晴らしかったです。
私は、長さが90分から100分ぐらいというのは、いい映画の条件のひとつとしてかなり重要だと思っています。
高校生の頃、75分の長めの授業のとき、集中力が切れて時計を見ると毎回50分ぐらいの時だったことを思い出します。
恐らく物理の授業でおもしろいと思えるのが50分だったのと同じように、映画も90分ぐらいが私にとってちょうどいい長さなのでしょう。
しかし、この映画は1時間58分ありましたが、それが全然長く感じませんでした。

マードックの精神病院でAチームの映画から車が飛び出して来るシーンも最高!
全体的にアクション満載で「あっ!」とか「わー!」とか言いたい感じで、映画館なのでさすがに声は出しませんでしたが、観ている間ほとんど口が開きっぱなしでした。
例のテーマ曲は本編の音楽にもちょこちょこ使われていましたが、エンドロールの最後の方でようやく全部聴くことができます。
さらにその後には、TV版フェイス役のダーク・ベネディクトとモンキー役のドワイト・シュルツがほんのちょっとだけ登場します。まったく予想していなかったのでびっくりしました。

TV版で、コングが車を改造したりみんなで武器を作ったりするシーンも大好きで、なんか無駄に溶接シーン多くない?とか突っ込みながら観ていました。確かに溶接って画的には盛り上がる感じよね。もちろん映画版でもそれらのシーンはちゃんと登場します。

TV版と言えば、オープニングのナレーションの一部が毎回「すいさいそうりゃ」と聞こえて、ずっと謎の言葉だなぁと思っていました。ある日意を決して兄に「すいさいそうりゃってなに?」と聞いたら「筋さえ通りゃだよ!」と言われたのは今でも我が家の笑い話です。聞こえるよねぇ?

TV版は吹き替えの声優さんもみんな素晴らしいです。
私にとってハンニバルと言えばアンソニー・ホプキンス(*1)じゃなくて羽佐間道夫さんです。(兄が以前仕事で羽佐間さんにお会いしたときに、ご本人にそう言ったとか)今回の映画の吹き替え版にも登場されているようです。
最近はアメリカのドラマは字幕で観ていますが(二ヶ国語放送しかない場合は英語に挑戦しているので、内容は6~7割ぐらいしか理解していないですが、ま、私が観ているドラマなんて半分ぐらいわかれば充分なものばかりなので問題ありません)中学生・高校生の頃に観ていた「Aチーム」や「ビバリーヒルズ高校白書」「探偵レミントン・スティール」(*2)なんかは、今でも吹き替えじゃないとなんだかピンときません。

Aチームはテレビ朝日で放送していたので、2時間ものはいつも日曜日21時からの「日曜洋画劇場」で放映されていました。
ジョージ・ペパードの紹介では必ず「ティファニーで朝食を」の写真が出てきて、解説の淀川長治さんのコメントは毎回決まって、「モンキーおもしろいねー、コングこわいねー、フェイスかっこいいねー」でした。
この映画を淀川さんにも観てもらいたかったです。たぶん同じコメントするんだろうなぁ。

さてさて、今後このメンバーで映画がシリーズ化されるのか?? 続いてほしいような、これで終わってほしいような・・・。

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*1 彼は「日の名残り」では執事を、「羊たちの沈黙」では羊を演じています。うそです。

*2 あの5代目ジェームス・ボンドで有名なピアース・ブロスナンが80年代に出ていたTVドラマ。 私が好きな吹き替えは神谷明&岡江久美子バージョン。彼の「ローラ!」は西城秀樹を超えています。

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Pretty Woman

Pretty_woman ©1990 Touchstone Pictures.

ディズニー映画らしいシンデレラストーリー。
流れてくる歌や、肩パッドと携帯電話がものすごく大きいところなどがまさに80年代!(アメリカ公開は1990年)恥ずかしいやら懐かしいやら。

主役から脇役までのキャラクター設定も、ちょっとしたエピソードも非常にわかりやすい。さすがディズニー。
朝食のルームサーヴィスで、エドワードが「何が好きかわからなかったからメニューすべて頼んでおいたよ」というシーン(さすがお金持ち!)、1週間の値段交渉(3000ドル)で、ほんとはヴィヴィアンは2000でも受けたしエドワードは4000払ってもよかった(さすがお金持ち!)と打ち明け合うシーン、初めてのビジネスディナーでどのフォークを使うか迷っているヴィヴィアンを見て、取引相手のお偉いさんが「テーブルマナーは難しいね」と言って手で食べるシーン、ヴィヴィアンがロデオドライブでショッピングしようとしたら、店員に場違いだと言われて悔しくて泣くシーン、その後にエドワードと思いっきりショッピングを楽しむ(そして先のお店を冷やかしに行く)シーン、エドワードの同僚に娼婦呼ばわり(っていうかそうなんだけど)されて傷つくシーン、ケンカの後にお金を受け取らないで部屋を出ていくシーン、最後にホテルの支配人がエドワードにさりげなくヴィヴィアンのアパートメントを教えるシーン、などなど・・・。
これだけお決まりの展開づくしの映画、もう見ないでもいいぐらいです。
でも、何度も観ちゃうんだなー、これが。

ロイ・オービソンが歌う主題歌「Oh, Pretty Woman」のイントロはいつ聞いてもわくわくします。
ヴィヴィアンがこの曲をバックに、お店でいろんな服を試着するシーンは「SEX AND THE CITY」のファッションショー(in Carry's closet)のようで、この手の映画には不可欠。
ポロを見に行くときに着ているドット柄のワンピースと帽子がとても素敵です。

私はこの映画を初めて観たときは中学生だったので、「唇へのキスは禁止」の意味がよくわからないまま、そういうものなのだと思うようにしていました。
見つめ合う・手をつなぐ・キスをするというシンプルな愛情表現にこそ、たくさんの恋する気持ちが必要だということがわかるようになったのはつい最近のことです。
シャンパンはいちごと一緒に味わうものだということも、この映画でリチャード・ギア演じるエドワードに教えてもらいました。
(残念ながらその後、高級ホテルのペントハウスでシャンパンといちごを振舞ってくれるような男性には出逢っていませんが・・・)
ビバリーウィルシャーホテルだけあってとても赤くて大きないちごを、ジュリアがまたあの大きな口で美味しそうに食べるんです。
今月公開される彼女の主演映画「食べて、祈って、恋をして」でも豪快に食べるんだろうなぁ。楽しみ!

高校の合格発表を見に行ったその足で、日比谷にこの映画を観に行きました。
とても混んでいて空席がなく(当時は最近のように指定席・入れ替え制ではなかったので、立ち見ということもよくありました)階段に座って観たことと、おとなばかりで私ぐらいの子供がひとりもいないなぁ、と思ったことを覚えています。
この映画もそうですが、中学生の頃は観たい映画があるとだいたい父が一緒に映画館に観に行ってくれました。
当時は父の好みまで気にせずに誘っていましたが、今思うと、よくこんな映画にまで付き合ってくれたなぁ、と申し訳ない気持ちと感謝の気持ちでいっぱいです。
(ここまで読むといい話っぽいですが、先日父になにげなく「プリティ・ウーマン観たのみゆき座だったっけ?」と聞いたところ、「観に行ったっけ?」と言われたので、あまり気にしなくていいようです。ただ、覚えていない割に「みゆき座じゃなくてスカラ座だったんじゃない?」という返事を調べてみたところ、確かに公開劇場はスカラ座でした。すごいんだかなんだかよくわかりません)

当時ジュリア・ロバーツはキーファー・サザーランドと話題のカップルだったのですが、彼らを見るたびに、キーファーがあの大きな口に食われちまうんじゃないかと気が気じゃありませんでした。
彼が食われてしまっていたら、核爆弾の危機から世界を救うこともできなかったので、結果的にはジュリアが人類を救ったようなものです。(違うか)

お決まりのシーンと言えば、最後にひとつジュリア(と「ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」のミシェール・ファイファーも)に言いたいことが。
ピアノに乗ったらいけません!
あと、アメリカ人、靴履いたままベッド乗るのも汚いからやめなさい!

20世紀最高のおとぎ話なのに、こんな締めでいいのか?

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