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American Graffiti

American_graffiti © 1973 Universal Pictures.

ジョージ・ルーカスが「スターウォーズ」シリーズ以外で監督をしている数少ない作品のひとつ。
製作されたのは1973年で、「スタンド・バイ・ミー」でもおなじみのリチャード・ドレイファス、いまや大物監督となったロン・ハワード、「アンタッチャブル」のチャールズ・マーティン・スミス、言わずと知れたハリソン・フォードなどが出演しています。
初めて観たのはTVの放送でしたが、その後ビデオテープを購入(!)してまで大切にしている映画です。

この映画の主役はなんといっても音楽。
「ロックンロールの最初で最大のヒット曲」と言われている「Rock Around The Clock」に始まり、1950年代後半から60年頃の名曲がたくさん流れています。
この映画に出会った夏に15歳の誕生日を迎えた私は、「Sixteen Candles」を聴きながら、早く来年の誕生日が来ないかなぁと思ったものです。
このサウンドトラックは2枚組でそれぞれ20曲ほど入っています。私が入手したときはすでにCDになっていたので、20曲は切れ目なく流れていきますが、レコードでは10曲ぐらいでB面になるはずです。
CDが出始めた頃、レコードで親しんでいたアルバムをCDで聴くと、このA面の最後の曲とB面の最初の曲が続けて流れることにちょっとした違和感を感じたものです。
最近はこの2枚のCDもi-podに続けて入れて聴いているため、DISC1とDISC2の境目もなくなっています。
それを聴くと今でも多少の違和感はありますが、ディスクを入れ替えなくていいから楽だなぁ、という気持ちの方が強い気がします。
 
この映画は夏の一夜の他愛もない出来事がテンポよく描かれていて、青春映画のお手本のような作品です。
女の子を引っかけようとしたらまだローティーンの妹が引っかかってしまってうんざりしたり、21歳のIDなしでどうにかウイスキーを手に入れようとしたり、友達の大事な車を盗まれてしまったり。

実在のDJ、ウルフマン・ジャックは映画にも出演していて、映画全編に渡って登場人物たちはカーラジオで彼の番組を聞いています。
舞台が1962年ということで、当時のかっこいいアメ車がたくさん登場しているのも見ていてわくわくします。
運転しながら隣の車と、今からどこどこでカーレースがあるよ、なになに高校の彼ってキュートよね、などとおしゃべりしている様子は、今で言えばTwitterのようで、方法は変われどいつの時代もそういったリアルタイムの情報交換をしてるものだということがよくわかります。

学生時代にこんな一夜を過ごしていたのはただそれが楽しかったからですが、こうしておとなになってみると、若いころを懐かしく思い出すために必要なことだったんだなぁと思います。
そして、こういう映画を子供の頃に観ると、もうちょっと大きくなったらこんなことをしてみたいと憧れることができ、おとなになってから観ると、自分の思い出と重ね合わせることができます。

高校を卒業した主人公は翌日の朝、大学に入るために都会へ旅立ちます。
最後に彼が飛行機から眺める、ただひたすらまっすぐな道を白いT-バードが走っていくシーンは、とてもアメリカらしい風景です。

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